日本生協連news|エシカル消費対応商品の21年度供給高2036億円
日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区、土屋敏夫代表理事会長、略称:日本生協連)は、2021年度のコープ商品のエシカル消費対応の進捗状況と、2022年度の目標を発表した。
2021年度のコープ商品のエシカル消費対応商品の供給金額は前年比101%となる2036億円だった。既存商品のプラ製容器・紙製品の環境対応が進み、エコマーク認定商品(前年比134%)とFSC認証(前年比116%)の供給金額が伸長した。
コープのペットボトル飲料の中でも主力商品の「CO・OP ラベルのない麦茶(国産六条大麦使用)600ml×24本」を、2021年10月から再生プラスチックを100%使用したペットボトルに変更した。これにより、再生プラスチックを使用したペットボトル飲料として、国内初となるエコマーク認定を取得した。また、コープ商品に使用する全ての紙(製品・容器包装・段ボール)について、再生紙またはFSC認証紙の使用を進めており、今年度は全体に占める使用率が87.5%に到達した。
2022年度はエシカル消費対応商品全体を拡大し、総供給高は2137億円(前年比105%)を目指す。具体的な取り組みとして、水産分野のエコラベル認証ロゴ付商品の拡大と、マスバランス(MB)ランクのRSPO認証パーム油の利用を拡大する。
2022年は、国産のしらす、かつお、サーモンなどMEL認証ロゴ付き商品および、エビ、サーモンのASC認証ロゴ付商品を順次発売する。
冷凍かき揚げなどでマスバランスランクのRSPO認証パーム油の利用拡大を進め、2025年「パーム油を主要原料とする食品のMB比率50%以上」という目標に対し、主力品を切り替えることで40%超を目指す。