赤ちゃん本舗news|ピジョン社製の哺乳器回収の実証実験を実施

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(株)赤ちゃん本舗(大阪市中央区、味志謙司社長)は、ピジョン(株)(東京都中央区、北澤憲政社長)と共働し、8月25日(木)~11月30日(水)の期間、家庭で使わなくなったピジョン社製の哺乳器回収の実証実験を行う。この実験はプラスチックなどの資源の循環利用を目的としたもので、関東エリアのアカチャンホンポ10店舗に回収ボックスを設置する。

日本国内のシェアが85.6%を占めるピジョンの哺乳器は、プラスチック製と耐熱ガラス製の2種類がある。プラスチック製の哺乳びんは、プラスチックを細かく素材別に分別し、回収する仕組みがないこと、また耐熱ガラス製の哺乳びんは特殊なガラスであるため、一般的に「資源ごみ」ではなく「不燃ごみ」として扱われることから、哺乳器のリサイクルが進んでいないのが現状だった。

今回、赤ちゃん本舗とピジョン、プラスチックのリサイクルのトータルプロデュースを主に行う(株)パンテック(滋賀県大津市、黒木正明社長)が共働し、哺乳器の製品回収と資源リサイクルに取り組む実証実験を行う。アカチャンホンポの対象店舗に顧客が持ち寄った哺乳器をピジョンが回収し、素材ごとに分別を行い、リサイクル工場へ発送する。その後、リサイクル工場で粉砕され、再生原料化される。プラスチックはプランター、パレット、食品・薬品工場ラインの配管などに、ガラスは路盤材などを製造するための原料の一部に生まれ変わる。また、回収した哺乳器の一部は、将来的に再生されたプラスチックやガラスをピジョン製品に活用することを目指した検証にも用いる。

実証実験を行う店舗は、東京都の「アリオ葛西店」「アリオ亀有店」「アリオ北砂店」「アリオ西新井店」「アルカキット錦糸町店」「ららぽーと豊洲店」、千葉県の「アリオ柏店」「テラスモール松戸店」「ららぽーと柏の葉店」「ららぽーと TOKYO-BAY店」の10店舗。

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