コープさっぽろnews|「コージェネ大賞2022」優秀賞(産業用部門)受賞

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生活協同組合コープさっぽろ(北海道札幌市、大見英明理事長)は、関連会社であるコープフーズ(株)(兵庫県加古郡、友重伸和社長)の石狩工場に導入したコージェネレーションシステム(以下、CGS)が、一般財団法人コージェネレーション・エネルギー高度利用センター主催の「コージェネシンポジウム2023」において「優秀賞(産業用部門)」を受賞したと発表した。

CGSとは天然ガスなどを燃料として発電し、その際に生じる廃熱も同時に回収するシステム。新規性・先導性・新規技術および省エネルギー性などにおいて優れたCGSを表彰することにより、CGSの有効性について社会への認知を図るとともに、CGSの普及促進につなげることを目的に2012年度から開始された表彰制度が「コージェネ大賞」である。

コープさっぽろは北海道との包括連携協定をはじめ、道内各自治体ともさまざまな災害時における相互応援協定を結んでおり、災害が起こった時には真っ先に地域貢献をすることを使命と考えている。

一方、北海道胆振東部地震と全道的なブラックアウトの際、コープフーズ石狩工場を含む全道7カ所の食品・配食工場が稼働できなかったことを経験した。そこで石狩工場にCGSを設置することにより、自家発電を可能とし、365日間、災害時も停電時も止まらない工場に変えることを決定した。

評価された点は以下の通り。
1.BCP対策強化と地域防災へ貢献
2.常用100%自家発電と余剰電力の逆潮電力販売による経済性向上
3.A重油燃料から気体燃料への燃料転換に伴うCO₂排出量の削減
4.効果的な排熱利用率向上への取り組み
5.数々の寒冷地対策を実施

コープさっぽろは石狩市と災害時の市民生活の早期安定を目的とした「災害時における消費生活の安定及び応急生活物質の供給等に関する相互協定」を締結しており、今回のCGS導入により、経済性・環境性の向上とともにBCP(事業継続計画)対策も講じ、地域のレジリエンス強化にも貢献している。

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