PPIHnews|ドンキ、アピタ、ピアゴで聴覚障がいがある人の買物をサポート
(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長))は、7月23日(日)に、「ドン・キホーテ」「アピタ」「ピアゴ」などのPPIHグループ国内全店舗で、聴覚障がいがある顧客が安心して買物ができるように、「コミュニケーションボード」を導入した。
この取り組みは、聴覚に障がいがある顧客から、店舗従業員とコミュニケーションが取りづらいという意見が寄せられたことをきっかけに始まった。なお、日本には聴覚障がいがある人は30万人以上いるとされている。
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは、顧客が安心して買物できるように、商品の品揃えやエンターテインメント感あふれる売場だけでなく、従業員とのコミュニケーションも重要視している。また、この取り組みは「心のバリアフリー」として、障がいのある人に対する従業員の意識啓発にも寄与している。
コミュニケーションボードには、有料レジ袋の購入有無や購入商品のラッピングなど、会計時の困りごとを中心に掲載している。顧客は、コミュニケーションボードのイラストや数字を指さすことで、従業員とコミュニケーションを取ることができる。
7月24日時点で、コミュニケーションボードは600店以上のPPIHグループ国内全店舗のレジやサービスカウンターに設置している。顧客が店舗のレジに設置されている「耳マーク」カードを従業員に提示すると、従業員がコミュニケーションボードを使って接客を行う。