しまむらnews|第1Q売上高1684億円2.4%増・経常利益4.3%増

(株)しまむら(埼玉県さいたま市、高橋維一郎社長)が 2026年2月期の第1四半期決算を発表した。

2月21日~5月20日の連結業績は、売上高1683億6900万円(前年同期比2.4%増)、営業利益153億1100万円(5.0%増)、経常利益158億1200万円(4.3%増)、四半期純利益108億0200万円(3.5%増)と増収増益だった。

営業利益率9.1%、経常利益率9.4%。

主力のしまむら事業の売上高は前年同期比1.7%増の1219億2300万円。商品力の強化策として、自社開発ブランド(PB)と共同開発ブランド(Joint Development Brand=JB)の品揃え拡充を図った。

PBでは、累計販売枚数1億1500万枚を達成した「FIBER DRY(ファイバードライ)」が堅調に推移した。長く使えるシリーズの「ヘビロテ」、家族の暮らしをラクにするシリーズの「ラクっと!」、日常から特別なシーンまでどこでも活躍するシリーズの「どこでもっと!」など、昨年には無かった新企画が売上げの底上げに繋がった。また、JBでは、「SEASON REASON(シーズンリーズン)」において、素材にこだわったアイテムや春のボトムス特集、夏のTシャツトレンド特集などが好調に推移した。

アベイル事業は 5.3%増の172億5600万円。4つのJBを中心としたトレンド提案を推進するとともに、人気急上昇のギャルファッションを素早く展開することで、幅広いターゲット層を取り込んだ。

アウター衣料の品揃えを拡充した。キャラクター商品は、雑貨のラインロビングを進め、該当部門の売上げが大きく伸長した。トレンドでは韓国の「バレエコア」や、スポーツとガーリーテイストを組み合わせた商品が売れ筋となった。キャラクター商品では、人気キャラクターの誕生日を祝う企画や映画コラボなどの施策に加え、ラインロビングによる品揃えの拡充を進めた。

バースデイ事業は 2.3%増の224億6400万円。主力のJBやPBに加え、キャラクター商品や入園・入学向けのオケージョン商品など、多彩な商品展開を通じて、幅広いターゲット層を取り込んだ。また、SNSやデジタルを活用した販促に加え、店舗イベントやオンラインストアとの連動販売を積極的に推進した。

シャンブル事業は 6.6%増の44億円。主力JBのブラッシュアップに加え、インフルエンサー企画やキャラクター商品の展開を推進した。前年度から順次拡大している2024年型レイアウトの店舗の売上げが好調だった。

ディバロ事業は 9.1%増の2億6100万円。トレンド商品の「立ったまま履ける靴」が好調に推移した。また、春休みや5月の大型連休に伴う外出需要に合わせた防水仕様のスニーカーや幅広サイズのシューズの販売が好調だった。

台湾で事業展開する思夢樂事業の売上高は4億2800万NT$(ニュー台湾ドル、20億6300万円)で、9.1%増加した。総合衣料の専門店として、日常生活で必要なソフトグッズが欲しい時に必ずある店舗の実現に向けて、事業の展開を進めている。

台湾の顧客にとって適時、適品、適量、適価な品揃えをするために事業の再構築を進めている。日本企画のPBやJBに加え、思夢樂オリ ジナルのPBの拡大を進めた。

期末店舗数はしまむら1416店、アベイル316店、バースデイ336店、シャンブル123店、ディバロ17店、思夢樂43店の合計2251店となった。

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