イズミnews|下関市豊田町で「Mile One Project」実証実験に参画
(株)イズミ(広島県広島市、町田繁樹社長)傘下の(株)ゆめマート北九州(福岡県北九州市、阿部睦夫社長)は 10月9日(木)、下関市から委託を受けたセイノーホールディングス(株)、住友商事(株)、大新東(株)、(株)REAなどと連携し、「Mile One Project」に参画すると発表した。
「Mile One Project」では、下関市豊田町で開始された「貨客混載AIオンデマンド交通」の実証実験において、地域住民の買物支援を目的とした物流連携を行う。
下関市豊田町では公共交通機関の便数に限りがあり、高齢者を中心に「自分たちの住むエリアにはバスが走っていない」「免許返納後の移動手段がない」などの声が多く寄せられている。また、買物支援や生活必需品の配送の仕組みも不足しており、地域の持続可能性が課題となっている。
この実証実験では、少ない車両ドライバーで効率的に運行する仕組みを構築し、「住民の足」と「買物支援物流」を一体的に提供することで、持続可能な新しい地域交通モデルの実現を目指す。
「ゆめマート豊田」の役割は以下の通り。
1. 惣菜や日用品のセットカタログ商品の提供
高齢者や交通弱者が自宅から注文できるよう、必要な商品をパッケージ化して提供する。利便性を高めることで、住民の買物の負担を軽減する。
2. 配送連携による買物支援への協力
「貨客混載AIオンデマンド交通」の仕組みを活用し、商品を効率的に配送する。交通手段が限られる地域において、物流と移動手段を一体化することで、生活の質を向上させる。
3. 地域住民の声を反映したカタログ商品の選定
地元のニーズを調査・反映し、必要とされる商品をカタログに掲載する。地域密着型スーパーとして、住民との対話を重視する。