イオンnews|AI&ロボティクス活用の最新CFC建設し2023年にEC本格展開

イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は8月19日(水)、千葉市緑区誉田町に国内初となるCFC(顧客フルフィルメントセンター)建設予定用地の取得に関する予約契約をエム・ケー(株)と締結した。これにより、2023年のCFC稼働と本格的なネットスーパーの展開を目指す。

イオンは2019年11月にOcado Solutions(ロンドン、ルーク・ジェンセンCEO)と日本国内における独占パートナーシップ契約を締結している。同社は英国テクノロジーおよびネットスーパー企業Ocado Group plc(ロンドン、ティム・スタイナーCEO)の子会社である。12月には、イオンネクスト準備(株)(千葉市美浜区、バラット・ルパーニ代表)を設立し、2023年を目途に、最先端のAIとロボティクス機能を導入した日本初のCFC建設とネットスーパー事業の本格稼働を目指して準備を進めてきた。2021年春からCFC建設に着工する。

CFCは、センター内で約5万品目の商品を品揃えすることができる。さらにロボットとAIによる24時間稼働や効率的なピックアップによって、安定的な供給ができる。Ocadoのソリューションを活用すると、CFC内のロボットは50点の商品を約6分間で処理することができる。また、最先端のAIアルゴリズムを用いて、常に最適な配送ルートを特定することが可能となる。

誉田に建設されるCFCの建築面積は2万7500㎡(8318坪)で生鮮食品を含む必需品を中心に在庫し、千葉県と首都圏を対象にネットスーパーのサービスを提供していく。

イオンネクスト第1号の大型自動倉庫CFCは、日本事業のモデルとなる。イオンでは今後数年内に同様の施設の建設を計画していく。

■イオンネクスト準備(株)
設立日/2019年12月20日
本社所在地/千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目5番地1
代表取締役/バラット・ルパーニ
事業内容/暮らしの必需品を中心に、オンラインで顧客から注文を受けて宅配するオンライン・スーパーマーケットの運営
出資比率/イオン(株) 100%

■千葉誉田物件
所在地/千葉県千葉市緑区誉田町2丁目22-3他
建築面積/2万7500㎡(約8318坪)
延床面積/4万3070㎡(約1万3027坪)
予約締結日/2020年8月19日
締結先/エム・ケー(株)
着工予定/2021年春

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