イオンnews|誉田顧客フルフィルメントセンターに太陽光発電システム設置
イオングループはイオンネクスト準備(株)(千葉市美浜区、バラット・ルパーニ代表)が千葉県千葉市緑区誉田町で着工するイオン初の誉田顧客フルフィルメントセンター(CFC)の屋根に、最大で3メガワットを超える発電能力を持つ太陽光発電システムを設置すると発表した。
誉田CFCは2023年開業予定。イオンがOcado Solutionsと組んで進めている次世代型ネットスーパーの施設で、最新のAIとロボットを駆使した最先端の大型自動倉庫になる。敷地面積は2万1972坪。3層建ての倉庫で、延べ面積は1万5604坪。食料品や日用品5万アイテムを扱う。
誉田CFCでは、PPA(Power Purchase Agreement=電力販売契約)モデルにより設置した太陽光発電システムで発電した電力を、運営に利用する。また大型蓄電池を設置することで再生可能エネルギーを最大限活用する。PPAモデルとは、PPA事業者が、電力需要家の敷地や屋根等のスペースを借りて太陽光発電システムを設置し、そこで発電した電力を電力需要家に販売する事業モデルを言う。
またイオンとイオンネクストは、汎用的な蓄電池の技術開発を行うため、AIを活用したエネルギーサポートサービスを併用する実証実験を行う。エネルギーサポートサービスとは建物のエネルギー運用状況を「見える化」し、省エネルギーの分析や評価を行うというサービスのこと。
イオンは、2018年3月に「イオン 脱炭素ビジョン2050」を策定し、2050年までに店舗で排出するCO2などを総量でゼロにすることを目指している。日本の大手小売企業として初めて、国際社会全体で再生可能エネルギーへの転換を目指す国際イニシアティブ「RE100」にも参画している。
■誉田CFC
住所/千葉県千葉市緑区誉田町 ネクストコア千葉誉田区画内
敷地面積/7万2634.04㎡(2万1972坪)
建築面積/3万3612.71㎡ (1万0168坪)
延べ面積/5万1584.20㎡ (1万5604坪)
構造/地上3階建て
従業員数/約700名
取り扱い数/約5万品目
配送エリア/千葉県、東京都 (一部エリア)
■イオンネクスト準備(株)
設立日/2019年12月20日
本社所在地/千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目5番地
代表取締役/バラット・ルパーニ
事業内容/暮らしの必需品を中心に、オンラインで顧客から注文を受けて宅配するオンライン・スーパーマーケットの運営
出資比率/イオン(株)100%