髙島屋news|第1Q営業収益2198億円の増収増益/日本橋高島屋SC東館貢献
(株)高島屋(大阪府大阪市、木本茂社長)が2019年2月期の第1四半期決算を発表した。
営業収益2198億2500万円(前年同期比1.9%増)、営業利益85億5200万円(5.7%増)、経常利益99億6800万円(14.7%増)、四半期純利益58億4500万円(13.4%増)と増収増益だ。利益面では本業の百貨店事業の貢献が著しい。営業利益率は3.9%、経常利益率は4.5%である。
主力の百貨店事業は、営業収益は1921億1100万円(2.4%増)、営業利益は39億6300万円(34.4%増)。
店舗施策では、2018年3月に日本橋高島屋S.C.館の東館をオープンした。
また4月には駅ナカ新店舗「エキ・タカ泉ヶ丘タカシマヤ」(大阪府堺市南区)を開業した。泉北高速鉄道泉ヶ丘駅のリニューアル完成にあわせた出店で、改札前コンコースに位置している。
商品施策では、3月に、京都店と新宿店に新世代ビジネスマンに向けた紳士服オーダー売場「タカシマヤスタイルオーダーサロン」をオープンした。昨年の大阪店に引き続いてのサロン開設で、コンセプトは“サイズのためのオーダーから、個性を楽しむオーダー”となっている。
インバウンド需要への対応ではモバイル決済の拡充や中小型店の店内放送を多言語化するなど、快適な買物環境の整備に努めた。売上げ、免税件数ともに前年から伸長している。
海外は、シンガ-ポール高島屋が開業25周年記念の営業施策と現地経済の回復などにより、増収となった。上海高島屋は、日系百貨店の良さを打ち出し、現地ニーズに対応した品揃えを強化したことで、順調に売上げを伸ばした。ホーチンミン高島屋は現地経済が拡大を続けるなか、カード会員の伸長もあって増収となった。