ヒマラヤnews|酷暑で夏需低迷/年商679億円6.8%減の減収増益
スポーツ用品小売業の(株)ヒマラヤ(岐阜県岐阜市、後藤達也社長)が、2018年8月期決算を発表した。
売上高679億6000万円(前年同期比6.8%減)、営業利益12億0300万円(6.5%増)、経常利益13億0500万円(1.0%増)、純利益7億2800万円(70.5%増)の減収増益だ。
営業利益率は1.8%、経常利益率は1.9%。
冬季は平年に比べ気温が低かったことで売上げは好調に推移した。しかし、夏季は梅雨明け後の酷暑から屋内外のスポーツ活動が抑制されて、売上げに影響した。
商品部門別では一般スポーツ用品、ゴルフ用品はともに前年比99.0%。スキー・スノーボードは気温低下や降雪が需要を後押ししたが90.0%に留まった。これは、前年に2年連続の暖冬を受けて、過剰在庫を値引き処分した反動である。アウトドア用品は、キャンプ用品、アウトドアウェアが好調だったことで、118.2%と大きく伸長した。
連結売上総利益率は、価格競争の影響が強いインターネット販売が大きく成長していることもあって、34.9%。前期より0.2%の低下となった。
期中2店舗を出店し、3店舗を閉鎖した。また、連結子会社の異動に伴い、29店舗が減少した。これにより同社グループの店舗数は109店舗となった。