J.フロントnews|2度の台風と北海道胆振東部地震で1.7%の減収

J.フロントリテイリング(株)(東京都中央区、山本良一社長)が2018年9月の売上速報を発表した。

(株)大丸松坂屋百貨店(東京都江東区、好本達也社長)の9月は前年同月比2.0%減、関係百貨店を含めた百貨店事業合計も1.7%減と、前年を下回った。

上旬に台風21号や北海道胆振東部地震による店舗休業の影響があったものの、月半ば以降は前年より休日も多く、ラグジュアリーブランドや化粧品が好調を持続した。29日(土)までには、大丸松坂屋百貨店が1.9%、百貨店事業合計が 2.1%前年実績を上回るまで復調した。しかし、30日(日)の台風24号による店舗休業や営業時間の大幅短縮の影響で、大丸松坂屋百貨店も関係百貨店を含めた百貨店事業合計も前年割れとなった。

大丸松坂屋百貨店の免税売上高は2%減少した。客数が15%増えたものの、客単価が15%減と大きく前年を下回った。

関西4店舗の免税売上高は11%減少した。客数は 8%増加したが、客単価が18%減と大きく前年を下回った。一方で、札幌店の免税売上高は12%増加した。客数 5%、客単価7%ともに前年を上回った。

店舗別では、大丸東京店は前年比4.8%増で、25カ月プラスが続いている。また、直営14店舗中、東京店・上野店(6.7%増)・名古屋店(0.1%増)・静岡店(5.4%増)の4店舗が前年実績を上回った。

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