セブン&アイnews|11月コンビニ既存店0.6%増/ヨーカ堂・ベニマル・百貨店2%台減

(株)セブン&アイホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)が主要各社の11月成績を発表した。

(株)セブン-イレブン・ジャパン(古屋一樹社長)の既存店の売上高は、前年同期比0.6%増収だった。しかし客数は0.5%減。客単価が1.1%増で、客数減をカバーした。店舗数は2万0700店で、チェーン全体の売上高は3.5%増。

7-Eleven,Inc.は米国内既存店の商品売上高は3.2%増。チェーン全店では、商品売上高14.7%増、ガソリン売上高34.2%増と引き続き好調だ。その結果、総売上高は23.9%増と大きく伸長した。

(株)イトーヨーカ堂(三枝富博社長)は既存店売上高2.7%減と減収だ。客数1.4%減、客単価も1.3%減。全店ベースの売上高も2.2%減と厳しい11月だった。

(株)ヨークベニマル(福島県郡山市、真船幸夫社長)の既存店売上高は2.3%減。客数が1.2%減、客単価が1.2%減。全店ベースの売上高は新店効果もあって、0.2%と前年をクリアしている。

百貨店の(株)そごう・西武(林拓二社長)は、既存店が2.0%減、全店ベースでは6.1%減。

デニーズを運営する(株)セブン&アイ・フードシステム(小松雅美社長)の既存店は、客単価は3.5%増だったが、客数が5.0%減で、売上高は1.6%減。全店ベースの売上高も3.9%減と不調だった。

11月は、コンビニのセブン-イレブン・ジャパンと米国7-Elevenは増収だが、イトーヨーカ堂、ヨークベニマル、そごう・西武、そして外食のセブン&アイ・フードシステムは前年に届かなかった。他社も厳しい11月だったが、セブン&アイではコンビニだけが何とか前年レベルを堅持した。

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