ニトリnews|第3Q出店効果で売上高4485億円6%増・経常利益11%増

(株)ニトリホールディングス(札幌市北区、白井俊之社長)が2019年2月期の第3四半期決算を発表した。期間は2018年2月21日~2018年11月20日。

売上高4485億3600万円(前年同期比6.1%増)、営業利益780憶3300万円(10.8%増)、経常利益796億円5500万円(11.4%増)、四半期純利益520億2300万円(1.5%増)と増収増益だ。

営業利益率は17.4%、経常利益率17.8%。

物流業界における労働需給の逼迫や賃金上昇の影響等から発送配達費が上昇したが、新規出店や既存店の改装にかかる費用が前年同期と比較して減少したことで、販管費率はおおむね計画通りの実績となった。

主力の家具・インテリア用品の売上高は4380億2900万円で、6.1%の増収。

9月から実施した「オーダーカーテンキャンペーン」や「ニトリ Fun! ウィーク」がウィンドウカバリング、ソファ、ベッドルーム家具などの売上げを押し上げる要因となった。

ニトリホールディングスの高収益性を支えるのは、バーティカルマーチャンダイジングだ。原材料の集約化による原価低減と品質向上でプライベートブランドを展開する。

秋冬の商品企画ではコーディネート提案に注力して、自然に囲まれたコテージを連想させるような「Winter Holiday」シリーズ、ボーダーとチェックが特徴のカジュアルな雰囲気の「THE LAND」シリーズは好調に推移している。

物流面では、中国において同社最大規模となる「太倉DC」の稼動を10月から開始した。また、国内においても、売上げ増加による物流量の増大に対応するため、東日本全域の店舗への商品供給に向けた「五霞DC」を茨城県に、東北、北陸への商品供給に向けた「仙台DC」を宮城県に開設し、更なる物流品質の向上に努める。

国内展開は百貨店への出店をはじめとして積極的なドミナント化を進める。第3四半期までにニトリ13店舗、デコホーム13店舗、ニトリEXPRESS3店舗を出店し、デコホーム1店舗を閉店した結果、495店舗となった。

海外では、台湾3店舗、米国1店舗、中国9店舗を出店し、米国1店舗を閉店した。今期末の店舗数は台湾30店舗、米国5店舗、中国33店舗の68店舗となった。

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