三越伊勢丹news|3月国内百貨店既存店0.9%増/基幹店は春物商品好調

(株)三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区、杉江俊彦社長)が3月の売上速報を発表した。

三越伊勢丹7店舗の合計は96.0%だったが、既存店は101.1%と前年を上回った。三越日本橋本店店頭105.0%をはじめ、伊勢丹新宿本店店頭、三越銀座店、伊勢丹立川店、伊勢丹浦和店の5店舗が増収だ。一方で、伊勢丹相模原店と伊勢丹府中店は前年に届かなかった。

国内グループ10店舗合計は100.5%。函館丸井今井103.3%をはじめ、7店舗が前年を上回ったが、広島三越95.5%など3店舗は減収だ。

その結果、国内百貨店計は97.8%だったが、既存店は100.9%と前年をクリアした。

3月は、国内、インバウンド共ともにラグジュアリーブランドの雑貨や衣料品、化粧品が堅調に推移した。基幹店(伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店)は春物アイテムが好調だった。気温の上昇に伴い、婦人のジャケットやワンピース、ストール、紳士のブルゾンやトップスなどが売上げを伸ばした。

免税品は、2018年末から続いていた中国の個人消費マインドの低下や「電子商務法」の影響はほとんどなかった。首都圏三越伊勢丹の既存店では7カ月ぶり、国内百貨店の既存店では8カ月ぶりに、伸長率が二桁増となった。

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