J.フロントnews|3月免税品好調で百貨店事業0.9%増/大丸山科店3月末閉店

J.フロントリテイリング(株)(東京都中央区、山本良一社長)が、3月度の百貨店事業の売上速報を発表した。

3月度の百貨店事業は、大丸松坂屋合計が1.0%増。博多大丸、下関大丸、高知大丸を加えた百貨店合計では0.9%増収した。

訪日外国人客の免税売上げを含めたラグジュアリーブランドと化粧品が好調だった。またホワイトデー商戦も堅調で、さらに美術品も大きく伸長した。

大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高は20%増で、客数12%増、客単価7%増と好調に推移した。

店舗別では、大丸山科店が32.2%増。しかしこれは、20年の歴史に幕を下ろし、3月31日に閉店したことによるものだ。跡地には京都シティ開発(株)と(株)京阪流通システムズが、複数の専門店を誘致して、新たな商業ゾーンを開発する。

ほかの店舗は、大丸心斎橋店10.6%増をはじめ、大丸東京店、松坂屋名古屋店、松坂屋上野店、松坂屋豊田店が売上げを伸ばした。一方で、大丸芦屋店、松坂屋静岡店など7店舗は減収だ。

なお、3月20日に松坂屋名古屋店の南館2階にオープンした雑貨・フード・コスメの編集売場「KiKiYOCOCHO」は、オープン後の全店入店客数が2桁増となり、好調なスタートを切っている。

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