J.フロントnews|6月百貨店事業0.4%増/大丸直営店好調、松坂屋5店は低迷

J.フロントリテイリング(株)(東京都中央区、山本良一社長)の6月の売上速報が出た。6月は大丸松坂屋百貨店合計では対前年0.2%増、関係百貨店を含めた百貨店事業合計では同0.4%増だ。ともに5カ月連続で前年実績を上回っている。

6月28日にスタートしたクリアランスセールの動きは鈍かったものの、化粧品が国内・訪日外国人需要ともに好調を持続した。またラグジュアリーブランド、美術品が売上げを伸ばした。

大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高は対前年約12%増と引き続き二桁を維持。客数9%増、客単価3%増。

直営店舗では、大丸店舗が好調だ。札幌店が1.3%増で9カ月連続、心斎橋店が0.7%増、東京店が1.3%増とともに5カ月連続、京都店3.5%増、神戸店1.6z%増と2カ月連続して、前年実績を上回っている。博多大丸も5.2%増と高い伸びを維持している。

課題は松阪屋だ。名古屋店、上野店、静岡店、高槻店、豊田店のすべてが前年割っている。3月から6月までの4カ月累計でも名古屋店の1.3%増を除き、4店舗はマイナス基調にある。

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