ベルクnews|第1Q 574億円5.5%増・センター設備改修で経常利益3.5%減
(株)ベルク(埼玉県鶴ヶ島市、大島孝之社長)が2020年2月期第1四半期の業績を発表した。
営業収益(売上高及び営業収入)が574億0400万円(前年同期比5.5%増)、営業利益20億2900万円(4.5%減)、経常利益21億6100万円(3.5%減)、純利益14億1900万円(6.9%減)の増収減益だ。これは埼玉県大里郡寄居町の第1センターの設備の改修費用を計上しているためだ。
営業利益率3.5%、経常利益3.8%。
ポイントカード販促、チラシ価格の強化、スマートフォンアプリ「ベルクアプリ」の機能拡充などによって来店動機を高め、生活催事合わせた売場づくりと欠品削減、フレンドリーな接客の施策で固定客化を図った。また、移動スーパーを展開して、高齢者の買物支援に取り組んでいる。4月に創業60周年を迎え「創業60周年記念セール」を開催した。
商品政策では、産地からの商品調達、直輸入商品の開発、自社ブランド「kurabelc(クラベルク)」の拡大に努めた。
店舗運営は、LSP(作業割当システム)の定着化、適正な人員配置、省力器具の活用による効率的なチェーンオペレーションを引き続き進めている。また、従業員教育の強化のために、各種研修プログラムを充実させた。
物流は、自社物流の強みを活かして、商品を産地やメーカーから大量一括調達して配送効率を高めた。それにより商品の価格強化、品質の安定化を目指している。
5月に神奈川県伊勢原市「伊勢原白根店」を新規出店して、5月31日時点の店舗数は112店舗となった。2店舗を改装し、惣菜と簡便商品の拡充、設備の刷新のほか、セミセルフレジを導入した。
通期は、営業収益2309億9600万円(2.4%増)、営業利益100億0100万円(1.9%増)、経常利益105億1300万円(1.4%増)、純利益69億6800万円(6.0%増)を目指す。