J.フロントnews|7月百貨店事業3.6%減/日曜1日減&低気温で夏物衣料低迷
J.フロントリテイリング(株)(東京都中央区、山本良一社長)の7月の売上速報が出た。
大丸松坂屋百貨店合計、百貨店事業合計はともに前年同月比3.6%減となった。
ラグジュアリーブランドと化粧品は好調を続けたが、梅雨明けが大幅に遅れ、低気温の影響により夏物ファッション全般の動きが鈍かった。日曜日が前年より1日少なかったことも、数字上はマイナスの一因である。
しかし、インバウンド需要は好調で、大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高は、対前年約13%増。客数2%増、客単価は前年を10%上回った。
店舗別では、3月から売場面積縮小の影響を受けた大丸芦屋店29.9%減をはじめ、各店苦戦している。唯一、心斎橋店が1.0%増と6カ月連続で前年実績を上回った。