J.フロントnews |11月既存店8.5%減/駆け込み需要反動減から回復傾向
J.フロントリテイング(株)(東京都中央区、山本良一社長)の11月度の売上高は、大丸松坂屋百貨店合計では8.5%減、百貨店事業合計では8.9%減となった。多くの基幹店でマイナス幅が一桁台に縮小して、増税前の駆け込み需要の反動減があった10月の19.1%減から回復傾向にある。また化粧品、食品の売上げは前年並みに戻っっている。
大丸松坂屋百貨店の免税売上高は対前年比で約1%増。客数が2%伸び、客単価1%減をカバーした。
大丸百貨店では、心斎橋店12.9%減、梅田店10.8%減、東京店5.2%減、京都店12.2%減、神戸店9.5%減、須磨店5.8%減、芦屋店43.2%減、札幌店5.4%減だった。
松坂屋百貨店は、名古屋店7.4%減、上野店4.5%増、静岡店12.4%減、高槻店10.2%減、豊田店5.9%減だった。
地方法人の博多大丸は12.8%減、下関大丸は9.8%減、高知大丸は9.2%減。
9月20日に本館を建て替えグランドオープンした心斎橋店は、消費増税前の駆け込み需要の反動減があるなかで、ラグジュアリー、化粧品がともに約20%増となり、強化しているカテゴリーを中心に順調に推移している。