J.フロントnews |12月既存店5.8%減/2020年2~4日初売り6%減
J.フロントリテイング(株)(東京都中央区、山本良一社長)の12月度売上高は、大丸松坂屋百貨店合計では5.8%減、百貨店事業合計では5.9%減となった。
休日が前年よりも2日少ないことが影響した。ただし化粧品、おせちが好調に推移したほか、ラグジュアリーブランドが前年並みとなるなど回復傾向が見られ、前月よりもマイナス幅を縮小させた。
大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高は対前年約6%増(客数同7%増、客単価同2%減)だった。
大丸では、心斎橋店15.1%減、梅田店3.4%増、東京店4.9%減、京都店4.9%減、神戸店8.4%減、須磨店5.2%減、芦屋店30.7%減、札幌店2.5%減。芦屋店は2019年3月18日から売場面積を縮小している。
松坂屋は、名古屋店8.1%減、上野店8.6%増、静岡店8.4%減、高槻店11.2%減、豊田店4.0%減。
地方法人の博多大丸は6.7%減、下関大丸は4.6%減、高知大丸は5.8%減。
9月20日に本館を建て替えグランドオープンした心斎橋店は、化粧品が20%増、宝飾品が26%増、ラグジュアリーブランドが17%増と、強化商品分野を中心に好調に推移している。
2020年初売りは、化粧品やラグジュアリーなど定価商品が好調。ただし暖冬による冬物ファッションの苦戦、長期連休によるマイナス影響などもあり、1月2日~5日の4日間累計で対前年▲6%減だった。