J.フロントnews|3月コロナ打撃で売上高44%減収/関西地区の大丸は半減

J.フロントリテイリング(株)(東京都中央区、山本良一社長)の3月度は、(株)大丸松坂屋百貨店が前年同月比43.0%の減収だった。博多大丸、高知大丸を含む百貨店事業全体では44.1%の大幅減収だ。なお(株)下関大丸は2020年3月1日に大丸松坂屋百貨店に吸収合併されている。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、インバウンド消費の大幅減だけでなく、国内消費も外出自粛などにより客数が大きく減った。さらに、顧客、従業員の感染リスク低減の観点から、全店で週末4日間の臨時休業日を設けたことも減収につながった。

大丸松坂屋百貨店全体の免税売上高(速報値)は対前年約97%減となった。

大丸百貨店は、心斎橋店63.1%減、梅田店51.8%減、東京店49.9%減、京都店36.6%減、神戸店35.5%減、須磨店22.6%減、芦屋店44.1%減、札幌店47.7%減と2月にまさる大幅なダウンとなっている。

松坂屋百貨店は、名古屋店36.9%減、上野店31.5%減、静岡店35.9%減、高槻店33.9%減、豊田店30.2%減。こちらも大幅なダウンだ。

また地方法人の博多大丸44.4%減、高知大丸36.4%減。

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