ロック・フィールドnews|年商477億円6.5%減・経常利益76%減の減収減益

(株)ロックフィールド(神戸市東灘区、古塚孝志社長)の2020年4月期決算は新型コロナウイルスの影響を受け、大幅な減収減益となった。

売上高は476億6700万円(前年同期比6.5%)、営業利益4億7500万円(80.4%減)、経常利益5億9100万円(76.0%減)、当期純利益1億9300万円(88.8%減)。

営業利益率1.0%、経常利益率1.2%。

百貨店など商業施設への来店客数の減少、そして郊外百貨店の閉店が響いた。そして新型コロナウイルス感染拡大のなか、営業自粛や外出自粛の要請に伴って、出店している百貨店・駅ビルの全館一時休業、食品フロアの限定営業や営業時間短縮などが続いた。経営環境は著しく悪化して大幅な減収減益となった。

主力の「RF1」ブランドの売上高は302億9900万円(7.7%減)。「RF1」ブランドから「グリーン・グルメ」ブランドへのフォーマット変更により、売上高3900万円が「グリーン・グルメ」ブランドへ移行している。RF1では「野菜は、多才。」をテーマに、素材を活かす調理方法で新しい野菜の楽しみ方を提案した。またクリスマスや年末年始には、WEBや電話による予約方法の強化や「XmasパーティBOX」の提案など、事前予約商品の拡充を図った。

セレクトショップ「グリーン・グルメ」ブランドの売上高は84億1300万円(3.1%減)。RF1ブランドのサラダを中心として「いとはん」ブランド、「融合」ブランドのサラダ・料理を加えて販売を強化した。

「いとはん」ブランドは34億5700万円(2.2%減)、「神戸コロッケ」ブランドは27億0200万円(6.3%減)。「ベジテリア」ブランドは12億1200万円(16.2%減)、「融合」ブランドは9億5700万円(13.9%減)と、軒並み減収だ。

また連結子会社である岩田(上海) 餐飲管理有限公司は、売上高が1億5800万円(5.4%増)。1店舗を出店した。

新型コロナウイルスの影響が不確定なため、通期連結業績予想の算出は困難として今期の業績見込みは発表していない。

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