ロック・フィールドnews|第1Q売上高94億円25.3%減・経常損失2億円の赤字
(株)ロック・フィールド(兵庫県神戸市、古塚孝志社長)が2021年4月期第1四半期の決算を発表した。
売上高は93億7100万円(前年同期比25.3%減)、営業損失3億1100万円(前年同期は営業利益3億7300万円)、経常損失1億9200万円(前年同期は経常利益4億1100万円)、四半期純損失1億3900万円(前年同期は四半期純利益2億5900万円)の赤字決算だ。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、家庭での食事の機会が増え、中食の利用頻度は上がっている。しかし、人との接触機会の少ないオンラインショップ、テイクアウト、宅配サービスなどでの購入が増加しており、業界の垣根を越えた競争が激化している。
このような状況のなか、同社グループは「The Mirai Salad Company」として、より高品質な商品や健康的で豊かな食卓を提案している。
緊急事態宣言解除後、同社が出店する百貨店、駅ビルなどの商業施設の全館営業再開により、地方郊外店舗を中心に来店客数は回復しつつあったものの、都心部では企業の在宅勤務の継続や、都道府県を跨ぐ移動の自粛などの影響で駅利用者の減少が続き、大幅な減収となった。
主力ブランド「RF1」は全体売上げの62.8%を占める。そのうちサラダは前年比74.7%、フライは72.8%、その他のそうざいは72.7%で、トータルは73.8%と、26.2ポイント前年を下回った。
和・洋・アジア惣菜のセレクトショップ「グリーン・グルメ」は81.0%、和惣菜の店「いとはん」は75.6%、「神戸コロッケ」は75.1%、アジアン・サラダ「融合」は70.1%とすべてのブランドで前年を下回った。