青山商事news|売上高610億円4割減・赤字幅拡大/400名の退職者募集
紳士服最大手の青山商事(株)(広島県福山市、青山理社長)の2021年3月期第2四半期は大幅減収となり、赤字幅がさらに拡がった。コロナ禍でビジネススーツ需要が大幅に落ち込んだ。
売上高は610億6500万円(前年同期比40.1%減)、営業損失138億5100万円(前年同期は15億5700万円の営業損失)、経常損失129億0600万円(前年同期は11億5800万円の経常損失)、四半期純損失169億3800万円(前年同期は64億6900万円の四半期純損失)。
主力のビジネスウェア事業の売上高は367億4500万円(46.7%減)、セグメント損失(営業損失)は144億1300万円(前年同期は17億7400万円のセグメント損失)。臨時休業や時間短縮営業を実施したことなどから第1四半期の既存店売上高は45.6%減となった。
業績が深刻な状況となったことを受け、青山商事では400名の希望退職の募集を行うと発表。募集対象者は、2021年3月31日時点で40歳以上63歳未満かつ勤続5年以上の正社員と無期契約社員。割増退職金として特別損失40億円程度を見込んでいる。また役員報酬も減額する。
さらに9月末の店舗数は855店舗あるが、その1割に当たる約80店を22年3月期までに閉店する。