アインnews|第3Q売上高2201億円・経常利益45%減/ファーマシー苦戦

(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一社長)の2021年4月期第3四半期は売上高2201億3500万円(前年同期比0.0%増)、営業利益68億1300万円(45.3%減)、経常利益78億4500万円(39.7%減)、四半期純利益45億7500万円(35.7%減)と減益決算だった。

営業利益率3.1%、経常利益率3.6%。

ファーマシー事業の売上高は1942億8400万円(1.3%減)、セグメント利益は137億6900万円(11.6%減)。2020年9月から一定のルールの下で、オンライン服薬指導が可能となっている。同社でも調剤薬局全店でオンライン服薬指導に対応可能な体制を整備している。

新形コロナ感染症の影響で長期処方が増加したことから処方箋単価が上昇する一方で、処方箋枚数は減少した。また前期に64店舗閉店したこともあり減収減益となった。M&Aを含め、グループ全体で計15店舗を出店し、12店舗を閉店、34店舗を事業譲渡した。グループ薬局総数は1057店舗。

コスメ&ドラッグストア「アインズ&トルペ」を展開するリテール事業の売上高は、143億8600万円(28.3%減)、セグメント損失は15億0700万円(前年同期は5億7500万円の利益)の赤字。アインズ&トルペはコスメを中心に、ビューティケア、ヘルスケアを揃える都市型専門店。新型コロナの影響を受けて厳しい環境が続く。大都市圏のなかでも好調なベッドタウンのターミナル駅周辺をターゲットとする出店戦略に転換している。7店舗を出店し、5店舗を閉店した。コスメ&ドラッグストア総数は65店舗となった。

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