スギnews|売上高6025億11.2%増で増収増益/感染予防商品の需要拡大

スギホールディングス(株)(愛知県大府市、榊原栄一社長)が2021年2月期決算を発表した。売上高は6025億1000万円(前年同期比11.2%増)、営業利益が337億0100万円(13.2%増)、経常利益353億3300万円(12.3%増)、そして四半期純利益211億2000万円(1.6%増)の増収増益だった。

営業利益率は5.6%、経常利益率は5.9%。

ドラッグストア業界では、新型コロナウイルス感染症拡大のため、マスクや消毒用アルコールなどの感染予防商品、食料品や生活用品などの巣ごもり関連商品の需要が増加した。一方で、生活スタイルの変化による化粧品需要の低迷、インバウンド需要の消失、感染防止対策の習慣化による風邪、インフルエンザ患者数の大幅減などが見られた。

今期のスギグループでの具体的な取り組みとして、カウンセリングを中心とした接客販売体制の強化、調剤事業の拡大に向けた調剤実施店舗の増設、パートナー社員の戦力強化に向けた人事制度改革、管理栄養士によるデジタルを活用した食事指導サービスの提供開始および特定保健指導の提供体制の拡充、そして新たな顧客体験の創出や生産性向上を目的としたDX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進などが挙げられる。

店舗面では関東・中部・関西・北陸エリアへの出店に注力。新規出店は121店舗、閉店が17店舗で、年度末店舗数は1391店舗となった。前期末より104店舗の増加した。

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