スーパーバリューnews|年商797億円4.0%増/巣ごもり需要で黒字化

(株)スーパーバリュー(埼玉県上尾市、岸本圭司社長)が2021年2月期の本決算を発表した。

売上高は797億2000万円(前年同期比4.0%増)、営業利益13億0600万円(前年同期は営業損失9億2700万円)、経常利益13億7500万円(前年同期は経常損失8億3000万円)。「固定資産の減損 に係る会計基準」に基づき店舗に係る減損損失8億61百万円を特別損失に計上したことなどにより、当期純利益は6億2500万円(前年同期は当期純損失23億0400万円)と、赤字を脱した。

営業利益率1.6%、経常利益率1.7%。

価格政策では値頃感のある価格で販売を推進し、チラシ・現金ポイントカード販促を効率かつ政策的に展開した。消費税増税の反動減はあったが、感染拡大の予防等による生活必需品の消費需要等もあり、既存店売上高は前年同期比101.8%と伸長した。

利益面では、生鮮の利益改善、グロサリーおよびHC(ホームセンター)の在庫適正化による利益改善に加え、巣ごもり需要等もあり、売上総利益率は前年同期比で1.8ポイント上回る23.0%となった。

経費面では、前期出店した新店2店舗や、感染拡大の中で仕事に従事していることを配慮した人件費の増加があった。チラシ販促の効率かつ政策的な展開、精肉・鮮魚の小型加工センター稼働による生産性の向上、そして徹底した経費の節減により、販売費および一般管理費は前年同期比99.0%となった。

店舗改装は2020年8月に松戸五香店で実施。また、賃貸借契約満了等に伴い、2020年8月31日に大宮天沼店を閉店した。この事業年度末の店舗数は34店舗となった。

なお、部門別の売上高は食品スーパーを経営する「SM部門」は640億5500万円(前年同期比3.9%増)、ホームセンターを経営する「HC部門」は156億6400万円(前年同期比4.3%増)だった。

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