アインnews|’21年4月期売上高2973億円の増収も経常利益25%減

(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一社長)の2021年4月期業績は、売上高が2973億0500万円(前年同期比1.6%増)、営業利益は109億3200万円(32.0%減)、経常利益が126億4900万円(24.8%減)、純利益は66億9700万円(27.0%減)の微増収・減益だった。

営業利益率は3.7%、経常利益率は4.3%。

主力のファーマシー事業の売上高は、2630億9500万円(前年同期比0.2%減)、セグメント利益は209億4700万円(0.5%増)。

コロナ感染症の影響から長期処方の増加で処方箋単価は上昇したが、処方箋枚数は減少したことと、店舗運営の効率化を目的として前期に64店舗を閉店・事業譲渡した影響もあって、減収となった。

全国でオンライン服薬指導が可能となったことを受け、調剤薬局全店でオンライン服薬指導の対応体制を整えた。また医薬品受け取りニーズの多様化に備え、ドローンや自動配送ロボットによる医薬品の配送、宅配ロッカーの活用などの実証実験を行っている。29店舗を出店し、18店舗を閉店、34店舗の事業譲渡によって薬局総数は1065店舗。

リテールのコスメ&ドラッグストア事業は営業時間の短縮、臨時休業した影響から、売上高は194億1900万円(前年同期比21.4%減)、セグメント損失19億9900万円(前年同期は2億6200万円の利益)と減収減益。11店舗を出店し、5店舗を閉店した。コスメ&ドラッグストア総数は69店舗。

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