ライフnews|第3Q積極出店で営業収益5748億円1.1%増・経常利益は6.8%減
(株)ライフコーポレーション(大阪本社:大阪府淀川区、東京本社:東京都台東区、岩崎高治社長)の2022年2月期第3四半期は、営業収益が5747億6100万円(前年同期比1.1%増)、営業利益197億0500万円(6.8%減)、経常利益202億2200万円(6.8%減)、四半期純利益137億1100万円(5.0%減)の増収減益。
新規店舗、ネットスーパーなどのeコマース、「BIO‐RAL(ビオラル)」といったプライベートブランド商品の強化が営業収益増に寄与した。荒利率の改善により売上総利益も増益となった。販管費は、採用強化に伴う人件費の増加に加え、新規出店に伴う賃借料、伸長しているEC強化等の物件費もあり増加した。これにより営業利益、経常利益ともに前年を下回った。
営業利益率3.4%、経常利益率3.5%。
ネットスーパー事業は(株)10Xと協業し、初のモバイルアプリ版となる「ライフネットスーパーアプリ」の提供を3月より開始。配送面では、間口ホール ディングス(株)と共同でラストワンマイルを担う新会社「(株)ライフホームデリバリー」を4月に設立して、6月から事業を開始している。11月末現在、ネットスーパーで5店舗、来店宅配14店舗で稼働している。
一方、2019年9月より出店を始めたAmazonプライム会員向けサービスは、配送地域を首都圏では、東京23区と都下7市、神奈川県8市、千葉県13市、埼玉県5市、近畿圏では、大阪府20市、兵庫県6市、京都府3市(それぞれ一部地域を除く)に拡げている。
3月に東日暮里店(東京都)、4月に溝口店(神奈川県)、9月に四条烏丸店(京都府)、 本郷三丁目駅前店(東京都)、10月にナチュラルスーパーマーケットの3号店となるビオラルエキマルシェ大阪店 (大阪府)、11月にセブンパーク天美店(大阪府)の6店舗を新規に出店。2店舗を閉鎖している。新規出店だけでな既存店舗への投資も積極的に行い、17店舗を改装している。
セグメント別では小売事業は営業収益が5740億5600万円(1.1%増)、売上高は5573億1300万円(1.1% 増)、セグメント利益は201億4600万円(6.8%減)。部門別売上高は、生鮮食品部門が2410億3500万円(2.7%増)、一般食品部門2434億2000万円(0.9%増)、生活関連用品部門482億2700万円(4.3%減)、衣料品部門173 億3400万円(1.7%減)、テナント部門72億9500万円(0.3%増)。
その他事業の(株)ライフフィナンシャルサービスの営業収益は17億8700万円(2.9%増)、セグメント利益は7600万円(43.2%減)。