カンセキnews|第3Q売上高300億円3%減/アウトドアWILD-1事業好調
(株)カンセキ(栃木県宇都宮市、大田垣一郎社長)が2022年2月期の第3四半期決算を発表した。
売上高300億3900万円(前年同期比3.0%減)、営業利益17億8700万円(27.3%減)、経常利益17億6300万円(25.6%減)、四半期純利益12億4900万円(14.9%減)と減収減益だ。
営業利益率、経常利益率ともに5.9%。
セグメントごとの経営成績は、次のとおり。
ホームセンター事業の営業収益は、129億6000万円(8.8%減)、セグメント利益 は4億0600万円(55.6%減)となった。新型コロナ感染予防対策のための衛生用品など、日用品や家庭用品の動きは落ち着きつつあるが、DIY関連商品や植物・園芸用品などの販売は引き続き堅調に推移している。秋冬物商品についても、暖房用品は前年並みの滑り出しとなったが、加湿器や空気清浄機などの新型コロナ感染予防対策商品の販売は前年を大きく下回った。
個店別の対策として、2021年10月に「ホームセンターカンセキ雀宮店(栃木県宇都宮市)」をDIYおよび園芸商品の強化を目的とした全面改装を実施した。
アウトドア用品のWILD-1事業の営業収益は103億7000万円(1.7%増)、セグメント利益は14億8700万円(9.2%減)となった。アウトドア需要の拡大傾向は続いており、主力のキャンプ関連用品やフィッシング関連用品なども着実に伸長している。
ネットショップのオンライン販売については前年同期の実績を上回るペースが続いているものの、海外生産拠点におけるロックダウンや商流の混乱などから、人気プライベートブランド商品の入荷遅延が発生し、販売にも影響が出た。
また群馬県3店舗目となる「WILD-1前橋みなみモール店(群馬県前橋市)」を2021年9月に出店した。
専門店事業の営業収益は、70億0300万円(2.2%増)、セグメント利益は5億6700 万円(7.3%増)となった。
店舗開発事業の営業収益は2億6600万円(13.3%増)、セグメント利益は1億1200万円(33.2%増)だった。