ワッツnews|第1Q売上高137億円8.1%増・経常利益35%減/M&A効果で増収
(株)ワッツ(大阪市中央区、平岡史生社長)の2022年8月期第1四半期は、売上高が137億2600万円(前年同期比8.1%増)、営業利益2億7600万円(43.7%減)、経常利益3億0500万円(35.2%減)、四半期純利益1億7600万円(66.8%減)の増収減益。
10月1日付けで100円 ショップ「FLET’S」など145店舗(うちFC5店舗)運営する (株)音通エフ・リテールと、(株)ニッパンを子会社化したことで、売上高は137億2600万円(8.1%増)増加した。一方で、100円ショップ既存店売上高は前年同期比97.2%と低調に推移した。M&Aによるのれんの計上等もあって、営業利益と経常利益は減益となった。
営業利益率2.0%、経常利益率2.2%。
ワッツでは100円ショップ「Watts(ワッツ)」「Watts with(ワッツ ウィズ)」「meets.(ミーツ)」「silk(シルク)」のほか、収益源の多角化を図るためにファッション雑貨店やディスカウントショップも展開している。
国内100円ショップ事業は、2021年9月1日にオンラインショップをリニューアルして、掲載商品数を約10倍の1万アイテム以上へと大幅に拡充した。また生活提案型の雑貨店「Buona Vita(ブォーナ・ビィータ)」の商品も新たに加えた。キャッシュレス専用のセルフPOSレジを一部店舗に導入することで、業務の効率化も図っている。
出店については通期計画の230店を計画しているが、第1四半期には66店を新設した。退店は12店(うちFC1店)。11月末店舗数は、「FLET’S」など145店も加わり、直営が1536店(195店純増)、FCその他が27店(4店純増)の計1563店舗。また、「Watts」「Watts with」ブランド店舗は899店(74店純増)と全体の約6割へと拡がっている。
その他の国内事業では、「Buona Vita」は100円ショップ内に委託型で1店舗出店し、22店(1店増)となった。時間をテーマにした雑貨店「Tokino:ne(トキノネ)」は1店(増減なし)、生鮮スーパーとのコラボである「バリュー100」は1店(増減なし)、ディスカウントショップ「リアル」は6店(増減なし)。
海外事業は、東南アジアを中心とした均一ショップ「KOMONOYA(コモノヤ)」は、タイで41店(増減なし)、ペルーで16店(3店減)。またマレーシアで2店、ベトナムで3店を退店した。中国での均一ショップ「小物家園(コモノカエン)」は、4店(増減なし)、自社屋号の「KOMONOYA」「小物家園」の店舗数は61店(8店減)。