関西フードマーケットnews|第3Q売上高1928億円・経常利益34億円

(株)関西フードマーケット(兵庫県伊丹市、林克弘社長)が2022年3月期第3四半期の決算を発表した。

2月1日付で(株)関西スーパーマーケットが(株)関西フードマーケットに商号を変更し、その食品スーパーカンパニー事業をKS分割準備(株)に吸収分割して、KS分割準備は、新たに(株)関西スーパーマーケット(福谷耕司社長)となった。傘下に株式交換によって取得した(株)イズミヤと(株)阪急オアシスをもつ。

売上高1927億8800万円、営業利益40億2700万円(前年同期は26億7700万円)、経常利益33億6500万円(前年同期は29億5700万円)、四半期純利益は29億1900万円(前年同期は19億7300万円)となった。

営業利益率は2.1%、経常利益率は1.7%。

第3四半期において、同社を株式交換完全親会社、イズミヤおよび阪急オアシスを株式交換完全子会社とする株式交換を実施し、連結財務諸表では2021年12月31日をみなし取得日として反映している。

株式交換は企業結合会計上の逆取得に該当するため、第3四半期連結累計期間の業績は取得企業であるイズミヤおよび阪急オアシスの2社からなる業績を記載している。

新関西スーパー事業の売上高は前年並みを確保し、営業利益は減益となった。既存店売上高前年同期比は100.0%(客数102.0%、客単価98.0%)だった。前期のコロナ禍における内食需要の高まりなどによる伸長が一巡したが、中央店型モデルへの改装を実施した店舗が好調に推移し、既存店売上高は前年実績を上回った。「健康経営」「生産性の向上」「教育」を3つの柱に掲げ、「営業方針」「人材力方針」「経営管理方針」「成長戦略」「サスティナビリティ方針」「全社課題解決施策」を基本方針とし、顧客、従業員、地域とともに環境問題への取り組みや社会貢献を通じて問題解決を行う「トータルソリューション型スーパーマーケット」の実現に取り組んでいる。

イズミヤは増収減益となった。既存店売上高前年同期比は97.2%(客数99.6%、客単価は97.5%)だった。新型コロナウイルス感染症再拡大の影響から、広域型の店舗は苦戦したが、小商圏型の店舗が好調に推移した。

阪急オアシスは減収となったものの、売上総利益の改善により、販売費及び一般管理費の増加を吸収し、増益となった。既存店売上高前年同期比は100.1%(客数101.0%、客単価99.1%)だった。緊急事態宣言発令中は都心型店舗の売上げが苦戦したが、郊外住宅立地型店舗が好調に推移したことで、既存店売上高は前年を上回った。

2021年度の連結業績予想は、売上高2891億円、営業利益53億円、経常利益44億円、親会社株主に帰属する当期純利益780億円を見込んでいる。

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