ヒマラヤnews|年商589億円・経常利益24億円6.8%増/ゴルフ用品好調

スポーツ用品小売業の(株)ヒマラヤ(岐阜県岐阜市、小森裕作社長)が、2022年8月期決算を発表した。

売上高は589億1400万円と通期計画比は99.9%。営業利益は20億4100万円(前期比0.8%増)、経常利益23億6600万円(6.8%増)、純利益14億3100万円(1.4%増)だった。

なお、同社は今期の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用している。2022年8月期の売上高は、「収益認識に関する会計基準」を適用した後の数値となっているため、前期比を記載せず、通期計画進捗率を記載している。

営業利益率は3.5%、経常利益率は4.0%。

 

ヒマラヤグループでは、約6年ぶりとなる大型店舗の出店、主力の既存店舗のリニューアル等、中長期的な視点に立ったリアル店舗の販売基盤の強化に向けた取り組みと、不確実性の高い環境に対応するためにデジタル領域強化やEC事業拡大のための施策を優先して実行した。

中期経営計画の基本方針である「最重要指標である利益目標の達成と積極的な投資による成長性の確保の両立」に努めることにより、売上高は当初計画をやや下回る進捗となったものの、利益面では、営業利益、経常利益は前年を上回り、当期純利益は、前年に引き続き過去最高を更新した。

商品部門別では、一般スポーツ用品は、通期では低調だったが、部活動をはじめとするさまざまなスポーツ活動への制限が段階的な解除により回復傾向にある。

一方で、アウトドア用品は前期に引き続きキャンプ需要が高い水準を維持していること、ゴルフ用品は初心者層の参入による活況な市場環境が継続していること、スキー・スノーボード用品は降雪に恵まれたシーズンとなったことから、それぞれ好調に推移した。

2店舗を出店し、5店舗を退店した。2022年8月末時点でグループ店舗数は全国で95店舗。

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