神戸物産news|年商4068億円12.4%増・経常利益10.4%増の増収増益
業務スーパーを展開する(株)神戸物産(兵庫県加古郡、沼田博和社長)が2022年10月期の本決算を発表した。
2021年11月1日~2022年10月31日の業績は、売上高4068億1300万円(前年同期比12.4%増)、営業利益278億2000万円(1.9%増)、経常利益321億2500万円(10.4%増)、当期純利益208億3200万円(6.3%増)の増収増益となった。
営業利益率6.8%、経常利益率7.9%。
神戸物産グループは「食の製販一体体制のさらなる強化」というグループ目標のもと、生産能力の増強や積極的な商品開発を行い、グループ全体の競争力を高めてきた。また、顧客のニーズを捉えた施策を実施し、高品質で魅力のある商品を「ベストプライス」で提供している。
神戸物産の中心的事業である業務スーパー事業は、売上高が3962億9600万円(11.5%増)。
国内グループ工場で製造するオリジナル商品や自社で直輸入しているプライベートブランド商品を中心に販売する「業務スーパー」の出店状況は、出店79店舗、退店22店舗で57店舗増え、総店舗数は1007店となった。 新規出店の内訳は、直轄エリア61店舗、地方エリア18店舗。
円安や物価上昇による仕入れコストの上昇で利益率が低下したものの、価格戦略が功を奏した。さらに「業務スーパー」の魅力であるプライベートブランド商品が多くのメディアやSNSで取り上げられ、業績に貢献した。
外食・中食事業の売上高は、73億2300万円(88.3%増)。
ビュッフェレストラン「神戸クック・ワールドビュッフェ」、焼肉オーダーバイキングの「プレミアムカルビ」、惣菜店「馳走菜(ちそうな)」で構成される。全国で87店舗を展開する。