大黒天物産news|第3Q売上高1780億円7.5%増・経常利益52%減
大黒天物産(株)(岡山県倉敷市、大賀昭司社長)が2023年5月期第3四半期決算を発表した。2022年6月から2023年2月までの売上高は1779億7000万円(前年同期比7.5%増)、営業利益は27億4900万円(55.1%減)、経常利益は30億4500万円(52.2%減)、四半期純利益は16億9000万円(58.3%減)の増収・大幅減益だ。光熱費、人件費、物流費の上昇によって、販管費が昨対比10.2ポイントアップしたことが大きい。
営業利益率は1.5%、経常利益率は1.7%。
「ラ・ムー」「ディオ」などのディスカウント型スーパーマーケットを展開し、ESLP(エブリデイ・セーム・ロープライス)による地域最安値価格を目指している。自社物流の構築によって物流コスト削減、産地からの最短定温物流実現による生鮮食品の鮮度向上を進める。
一方、成長戦略では、高速多店舗化出店を掲げ、岡山県に3店舗、香川県に2店舗、福岡県、熊本県、愛媛県、岐阜県、滋賀県、大阪府にそれぞれ1店舗を新規出店した。生鮮売場を強化した大幅改装を1店舗で実施している。
中国物流RMセンター(岡山県)に次ぎ2拠点目となる関西物流RMセンター(京都府)を2022年7月に竣工し、8月に本格稼働させている。