ライトオンnews|年商469億円2.7%減・純損失25億円/冬物・夏物ともに不振

(株)ライトオン(東京都渋谷区、藤原祐介社長)が2023年8月期の本決算を発表した。

2022年9月1日~2023年88月31日の業績は、売上高469億2600万円(前期比2.7%減)、営業損失9億2200万円(前期は営業利益2億3900万円)、経常損失10億4800万円(前期は経常利益700万円)、25億4500万円(前期は11億6600万円の当期純損失)当期純損失となった。

商品面では、「ジーニングカジュアル」「アウトドアカジュアル」「クリーンカジュアル」の3つのカテゴリー別にターゲットと提供価値を明確にしてブランドポートフォリオを整備し、魅力的PB開発に取り組んだ。また、メンズ・ウイメンズ・キッズを横断して展開する「SALASALA」シリーズ(接触冷感・吸水速乾などの機能をもった商品群)などのシーズン戦略商品の拡充にも取り組んだ。

店舗では、商品・マーケティング・店舗運営を横断して、売上げ状況に応じてスピーディーに店舗演出を担う「三位一体 VMD(Visual Merchandising) チーム」の新設や外部 VMDコンサルティング会社導入によるVMD体制の強化、NPS(Net Promoter Score:顧客ロイヤルティを測る指標)を用いた接客サービス向上の取り組みの継続などリアル店舗の魅力の深化に努めた。

ECビジネスでは、LINE(株)と(株)バニッシュ・スタンダードが共同開発した新しいオンライン接客サービス「LINE STAFF START」を導入した。「LINE STAFF START」では、商品紹介、コーディネート提案、セール情報を発信するだけでなく、店舗スタッフと顧客がオンライン上でつながることで、充実した接客・購入体験を提供できる環境を整えることができた。その結果、ECの売上げ向上や店舗スタッフのファン創出につながった。

また、2023年4月からはジーンズソムリエ(ジーンズに関するプロフェッショナルを育成するために誕生した「ジーンズソムリエ資格認定制度」の合格者)資格保有者によるジーンズ選びの悩みを解決する相談サービスを導入した。さらに、LINE配信件数の増加やデジタル広告宣伝の強化、人気インフルエンサーとのコラボ商品の開発やイベント開催、WEBメディア「LIFE STYLEmagazine」の開設による情報発信によって潜在顧客の発掘と既存顧客のリピート率向上を目指した。

4店舗を新規出店し、25店舗を退店した。8月末の末の店舗数は373店。

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧