ニトリnews|第3Q売上高6637億円5.1%増・経常1013億円3.8増

(株)ニトリホールディングス(札幌市北区、白井俊之社長)が2024年3月期の本決算を発表した。期間は2023年4月1日~2023年12月31日。売上高6637億4600万円(前年同期比5.1%増)、営業利益978憶6500万円(3.0%増)、経常利益1012億6800万円(3.8%増)、四半期純利益685億3500万円(3.5%増)。
売上対比営業利益率は14.7%(15.3%)、経常利益率は15.2%(15.4%)。( )は前期数値。

ニトリ事業では売上対策として既存店の改装など客数対策を積極的に進めた。また、一部商品の期間限定価格やお試し価格など各種キャンペーン施策を実施した。売上原価では、円安進行に起因する輸入コストの上昇等により増加したが、荒利改善による円安対策を継続している。

販売費及び一般管理費では、物流の内製化や拠点再配置による発送配達費の削減などを行い、経費の抑制に努めた。販売実績では、汚れ・ひっかきに強い新素材生地「Nシールドファブリック」を使用したリビングダイニングテーブルセット「リラックス」や壁に穴を開けない壁面収納シリーズ「Nポルダ」などの売上が好調に推移した。

また、2023年度グッドデザイン賞では、「アップサイクルパーソナルカーペット」「ハイブリッドオーガニックコットン寝具シリーズ」「消臭ファブリックシリーズ」「保管付き布団洗いサービス」の4項目で受賞した。2013年度より11年連続でのグッドデザイン賞受賞となった。

物流施策では、物流機能の全体最適の実現を目的とした物流戦略プロジェクトを推進し、DC拠点の最適配置と機能集約を進めている。また、自社車輌による国内コンテナ輸送網や、ラストワンマイルを担う自社物流網拡大だけでなく、中継輸送やモーダルシフト、搬入頻度の見直しや積み下ろし時間変更なども組み合わせ、「2024年問題」対策を進めている。施設面では2023年9月に福岡DCを着工、2023年11月に名古屋DCを竣工した。

海外では、タイ、香港、韓国、ベトナムの4つの国・地域に相次いで初出店した。また、台湾で8店舗、中国大陸で26店舗、マレーシアで3店舗を出店し、アジア地域への出店を加速した。島忠事業は、経営統合後初の新規出店となる「ホームズ横浜鶴見店」を、2023年12月にオープンさせた。

期末店舗数は979店舗(国内809店舗、海外170店舗)。

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