マツキヨココカラnews|第3Q売上高7703億円7.8%増・経常利益20.4%増
(株)マツキヨココカラ&カンパニー(東京都文京区、松本清雄社長)が2024年3月期第3四半期の決算を発表した。
4月1日~12月31日の連結業績は、売上高7703億3300万円(7.8%増)、営業利益587億4800万円(21.5%増)、経常利益623億9800万円(20.4%増)、当期純利益422億9400万円(31.1%増)。
営業利益率7.6%、経常利益率8.1%。
PB(プライベートブランド)商品については、パーソナライズを基軸にした新発想のヘアケアブランド「MQURE(エムキュア)」の販売を開始するとともに、順次新商品の展開を進めている。また、自社オンラインストアの店舗配送サービス「マツキヨココカラQ(キュー)」が本稼働するとともに、2023年6月からマツモトキヨシグループとココカラファイングループのポイントサービス機能を統合し、1枚のカードで両グループ店舗のポイント付与と使用が相互で利用できるように利便性の向上を図った。
マツモトキヨシグループ事業の売上高は4756億7700万円(11.3%増)。セグメント利益は389億8800万円(22.8%増)。デジタルと店舗網を活用した商品を届ける仕組みづくり、さまざまな買物スタイルの提供など、利便性を追求していくことで、顧客により深く寄り添う企業となることを目指している。
PB商品では、「matsukiyo」から男性向け韓国スタイルのメイクシリーズ「iisam(イイサム)」の展開をスタートしたほか、「matsukiyoLAB」からアスリートラインとサステナブルロカボラインを、「ザ・レチノタイム」「レプリカノーツ」からそれぞれ新商品を発売した。
調剤薬局数は433店舗。厚生労働省の認可を受けた健康サポート薬局は38店舗となった。薬局経営支援サービスである調剤サポートプログラムの加盟店舗は223店舗まで拡大した。
グローバルでは、海外SNSの活用やグローバル会員獲得、グローバルで活躍する人材の開発、海外で支持される商品の開発に積極的に取り組むことで、美と健康への意識が高まっているアジア地域での事業規模拡大とプレゼンス向上を目指している。月末時点の海外店舗数は、タイ王国で24店舗、台湾で23店舗、ベトナム社会主義共和国で8店舗、香港で8店舗の合計63店舗となった。
ココカラファイングループ事業の売上高は2926億2400万円(2.8%増)。セグメント利益は172億7000万円(10.2%増)。「利便性の追求-お客様との繋がりの深化」「独自性の追求―体験やサービス提供の新化」「専門性の追求―トータルケアの進化」の3つの国内重点戦略に対して、マツモトキヨシグループ事業と同様の取り組みを実行した。12月末時点で、調剤薬局数は527店舗、健康サポート薬局数は99店舗となった。
国内では79店舗を新規出店し、48店舗を閉店した。その結果、12月末時点におけるグループ店舗数は3440店となった。