DCMnews|営業収益4886億円2.5%増・経常利益7.3%減/ケーヨー子会社化
DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長兼COO)が2024年2月期業績を発表した。営業収益は4886億1300万円(前年同期比102.5%)、営業利益は286億8500万円(95.4%)、経常利益は274億1200万円(92.7%)、純利益は214億4600万円(118.3%)だった。
営業利益率は5.9%、経常利益率5.6%。
DCMホールディングスグループは、「新世代ホームセンター創造への挑戦~店舗の“再”活性化+事業領域の拡大~」を方針として、第3次中期経営計画(2023年度~2025年度)で掲げた事業戦略を進めている。
(株)ケーヨーに対する公開買付けは2023年11月14日をもって終了し、2023年11月20日に連結子会社化し、2024年1月9日には株式等売渡請求を行い完全子会社としている。また23年11月30日をみなし取得日としており、第3四半期連結会計期間末にケーヨーの貸借対照表を連結に加えたことで、段階取得に係る差益76億9400万円を特別利益に計上した。連結損益計算書については、第4四半期連結会計期間の期首からケーヨーの業績を含めている。
記録的猛暑や残暑の長期化、暖冬など年間を通して天候不順の影響を受けた。節約志向の高まりによる買い控えなど厳しい状況は続いている。しかしホームレジャー・ペット部門は前期を上回り、好調に推移した。
部門別売上高は、園芸部門が659億1700万円(前年同期比99.7%)、ホームインプルーブメント部門が951億7600万円(100.4%)、ホームレジャー・ペット部門が667億9500万円(105.4%)、ハウスキーピング部門が990億2900万円(103.1%)、ホームファニシング部門が220億7000万円(95.7%)、ホームエレクトロニクス部門457億1100万円(98.8%)だ。
DCMブランド商品は、原材料価格の上昇と円安による仕入価格の上昇、物流コスト上昇などの影響を受けているが、環境に配慮した商品開発、節電や節約商品の新規展開、販促強化などに取り組んだ効果もあって、売上高構成比率はアップした。
新規出店は12店舗、退店は11店舗。ケーヨーの店舗を加えた2月末の店舗数は840店舗だ。