ダイイチnews|売上高518億円7.9%増・経常利益20億円7.6%増
(株)ダイイチ(北海道帯広市、若園清社長)が2024年9月期決算は、売上高518億2700万円(前年同期比7.9%増)、営業利益19億1400万円(7.0%増)、経常利益19億5800万円(7.6%増)、当期純利益14億2400万円(15.4%増)となった。
営業利益率3.7%(3.7%)、経常利益率3.8%(3.8%)。( )は前年数値。
ダイイチでは中期経営計画(2024年9月期~2026年9月期)に基づき、「商品力・販売力の向上」、「お客様利便性の向上」、「労働環境の改善」、「環境保全・地域活性化」、「効率化の推進」、「株主還元強化」などへの取り組みをスタートさせている。
初年度である2024年9月期は、①コンプライアンスの徹底とガバナンス強化、②出店戦略推進、③競合店対策強化、④商品力強化(コア商品の開発推進等)、⑤セブン&アイ・ホールディングスとの連携強化、⑥人財の増強(採用・育成強化、労働環境改善)、⑦効率化・オペレーションコストの削減、⑧社会貢献、地域貢献を通じた地域密着型企業の深化、を重点実施事項として取り組んだ。
主な成果は、「②出店戦略推進」への取り組みとして、2023年11月30日に「すすきの店」、2024年9月27日には(株)イトーヨーカ堂の帯広店の食品販売部門を継承した「稲田店」をオープンした。期末店舗数は、帯広ブロック10店舗、旭川ブロック7店舗、札幌ブロックは7店舗となり、合計24店舗。
また、2024年11月8日にはラピダス進出に伴い大きな発展が期待されている千歳地区に「千歳店」をオープンするほか、2025年春にはイトーヨーカ堂のアリオ札幌店の食品販売部門を継承した店舗のオープンを予定する。
『④商品力強化』は、地域企業等とコラボした商品を11アイテム開発したほか、『⑤セブン&アイ・ホールディングスとの連携強化』への取り組みと合わせ、セブンプレミアム商品の取扱数を「稲田店」のオープン時に、約100アイテム増加した。
そのほか、『⑧社会貢献、地域貢献を通じた地域密着型企業の深化』への取り組みとして、「ノーマライゼーションイベント」や、地元小学校と連携した「食育イベント」、「ノウフク(農業+福祉)イベント」を開催したほか、節電、節水設備の導入など環境保全にも取り組んだ。
「移動スーパー(とくし丸)」事業は、社会貢献及び地域貢献の一環として継続していて、期末で16台が稼働している。