ワッツnews|第1Q売上高150億円1.2%増・経常利益55.5%増

(株)ワッツ(大阪市中央区、平岡史生社長)が2025年8月期の第1四半期決算を発表した。

2024年9月1日~11月30日の連結業績は、売上高149億9500万円(前年同期比1.2%増)、営業利益2億6700万円(40.3%増)、経常利益3億0700万円(55.5%増)、四半期純利益1億9100万円(111.8%増)と、増収増益だった。

営業利益率は1.8%、経常利益率は2.0%。

売上高は、主に100円ショップの既存店売上高が堅調に推移し増収となった。販管費において人件費や水道光熱費の増加があるものの、食品に比べると利益率が高い雑貨や高額雑貨の売上高が好調で、雑貨仕入原価の減少傾向が継続していることから売上総利益率が改善し、営業利益、経常利益、四半期純利益は増益となった。

100円ショップ「Watts(ワッツ)」「Watts with(ワッツ ウィズ)」「meets.(ミーツ)」「silk(シルク)」などを展開するワッツグループは、収益源の多角化を図るべく、国内100円ショップ事業だけではなく、ファッション雑貨店やディスカウントショップの運営などの国内その他事業、海外事業にも取り組んでいる。

国内100円ショップ事業では、タレントやアニメキャラクターとのコラボ商品導入の推進、ワッツオリジナルコスメ「fasmy(ファスミー)」の新作導入、「ワッツオンラインショップ」における「店舗受け取り」の推進、高額商品の取扱いアイテム数の増加と顧客ニーズに合った商品への入替え、精算業務効率化に向けたセルフレジの導入などを進めてきた。

出店状況については、通期計画の152店舗に対して44店舗の出店を行った。一方、不採算店舗の整理や母店閉鎖による退店が18店舗(うちFC2店舗)あり、11月末時点の店舗数は、直営が1826店(28店舗純増)、FCその他が12店(2店舗減)の計1838店となった。また、Wattsブランド店舗である「Watts」「Watts with」については1424店(41店舗純増)と全体の77.5%を占める。

国内その他事業については、心地よい生活を提案する雑貨店「Buona Vita(ブォーナ・ビィータ)」は10店舗(2店舗減)となった。時間をテーマにしたおうち雑貨店「Tokino:ne(ときのね)」は、直営1店舗(増減なし)に加え同社100円ショップ店舗内でコーナー展開している。生鮮スーパーとのコラボした「バリュー100」は1店舗(増減なし)、ディスカウントショップ「リアル」は7店舗(増減なし)となっている。

海外事業については、東南アジアを中心とした均一ショップ「KOMONOYA(こものや)」は、タイで14店舗(増減なし)、ペルーで5店舗(増減なし)となった。中国での均一ショップ「小物家園(こものかえん)」は4店舗(増減なし)で、自社屋号の「KOMONOYA」「小物家園」の店舗数は23店(増減なし)となった。

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