アルペンnews|第2Q売上高1304億円6.5%増・経常利益57億円145.7%増
(株)アルペン(名古屋市中区、水野敦之社長)が2025年6月期第2四半期決算は、売上高1304億0200万円(前年同期比6.5%増)、営業利益48億5500万円(223.1%増)、経常利益57億0300万円(145.7%増)となり、四半期純利益36億9500万円(290.7%増)となった。
営業利益率3.7%(1.2%)、経常利益率4.4%(1.9%)。( )は前年数値。
アルペングループでは、今年度からスタートした「中期経営計画2027」の重点施策に基づき、既存店てこ入れを中心とした販売力強化や、収益性向上に取り組んでいる。
商品部門別の概要ではゴルフ用品の既存店売上高は前年実績を下回った。中古クラブが順調だが、、新製品発売や値下げなどが影響した。競技・一般スポーツ用品、スポーツライフスタイル用品の既存店売上高は前年実績を上回った。ランニングシューズやスニーカー類、バスケットボールなどの強化カテゴリーの成長が継続しているほか、気温低下によって冬物アパレルや防寒用品の需要も高まったことで、全般的に好調な推移となった。
アウトドア用品の既存店売上高は前年実績を上回った。キャンプ用品は動きの鈍いが、取り扱いを拡大しているアウトドアアパレルが気温低下により、販売を伸ばした。ウインター用品の既存店売上高は前年実績を上回った。利益面では、在庫状況の改善に加え販売面も堅調に推移したことから、売上総利益率が前期に比べて大きく改善した。
販売費及び一般管理費は、店舗数の増加や人件費・物流費などの上昇によって金額は増加傾向にあるものの、販売動向に応じたコスト管理を徹底し、売上高販管費率は改善した。これらの結果、大幅な増益となった。
出退店の状況は、スポーツ業態2店舗を出店し、スポーツ業態3店舗、ゴルフ業態1店舗、アウトドア業態2店舗を閉鎖した。また売場統合を行ったことで、アウトドア業態が1店舗減少した。期末店舗数はスポーツ業態187店舗、ゴルフ業態195店舗、アウトドア業態21店舗の計403店舗。売場面積は3978坪減少し25万8355坪。