PPIHnews|第2Q売上高1兆1286億円7.7%増・経常利益869億円18.1%増

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)が2025年6月期の第2四半期決算は売上高 1兆1286億1400万円(前年同期比7.7%増)、営業利益897億4900万円(18.9%増)、経常利益869億1400万円(18.1%増)、当期純利益が539億7700万円(12.0%増)。

営業利益率7.9%(7.2%)、経常利益率7.7%(7.0%)。( )は前年数値。

同社グループは、引き続き競合他社との差別化要因である現場主義・個店主義の強みを発揮して、積極的な営業戦略に基づく「攻めの経営」を推進した。

免税売上げでは、地域に合わせた品揃えや現地でのプロモーション活動の強化等の施策により、さまざまな国と地域
からのインバウンド増により、大きく伸長した。

また、テレビCM放送によるメディア露出の強化やmajicaアプリ・SNSなどを利用したマーケティング戦略、会員限定価格やイベントセールによる販促強化などの取り組みを行った。2024年12月には、majicaアプリ会員向けに、大型の抽選キャンペーンを実施した。2024年12月にはアプリ会員数が1600万人を突破した。

国内事業の出退店状況は、関東地方に3店舗(東京都-ドン・キホーテ調布駅前店、同田無駅前店、神奈川県-同鶴見西口店)、中部地方に1店舗(長野県-同佐久平店)、四国地方に1店舗(徳島県-同小松島ルピア店)を出店した。

海外事業の出店状況については、グアムに1店舗(DON DON DONKI VILLAGE OF DONKI店)、香港に1店舗(DONDON DONKI 旺角 MPM店)、マレーシアに1店舗(JONETZ by DON DON DONKI NU Sentral店)を出店した。

その一方で、国内1店舗、海外1店舗の合計2店舗を退店した。2024年12月末時点のグループ総店舗数は、国内636店舗、海外112店舗の合計748店舗(2024年6月末時点 742店舗)。

セグメント別の状況では、国内事業の売上高は9548億8900万円(7.7%増)、営業利益870億0200万円(18.9%増)となった。国内事業では、免税売上の増加やPB/OEM商品売上高の伸長、季節商品の好調、メディア露出の強化、価格戦略などにより、既存店売上高成長率は5.8%増となったために、売上高および営業利益は増加した。

北米事業の売上高は1302億6000万円(7.5%増)、営業利益23億3200万円(8.8%増)。円安進行および新規出店コストの発生により、売上高および販売費および一般管理費は増加したが、高収益カテゴリーの売上拡大などにより売上総利益が伸長したことで、営業利益は増加した。

アジア事業の売上高は434億6500万円(8.5%増)、営業利益は4億1500万円(115.0%増)。アジア事業は出店施策による店舗数の拡大や円安進行により、売上高が増加した一方、既存店の販売費および一般管理費のコスト削減等により、営業利益は増加した。

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