MrMax news|年商1365億円5.4%増・経常利益30.0%増
(株)ミスターマックスホールディングス(福岡県福岡市、平野能章社長)が2025年2月期の本決算を発表した。
2024年3月1日~2025年2月28日の連結業績は、営業収益1365億6900万円(前年比5.4%増)、営業利益38億2300万円(26.6%増)、経常利益は37億8200万円(30.0%増)、純利益は24億7700万円(1.4%増)だった。
営業利益率は2.7%、経常利益率は2.7%。
同社グループでは「普段の暮らしをより豊かに、より便利に、より楽しく」という経営理念のもと、総合ディスカウントストアとして、生活必需品を中心とした商品を毎日低価格で販売するエブリデイ・ロープライス(EDLP)を徹底し、EDLPを支えるエブリデイ・ローコスト(EDLC)に注力した。
今期は、市場の品不足で需要が高まった米の積極的な集荷活動が奏功し、売上が大幅に増加した。また価格訴求を行った、衣類用洗剤、ペットフード、加工食品などの売上も好調に推移した。PB商品の売上が伸びた結果、荒利益率は0.3%増加。その結果、荒利益高は287億5900万円(6.7%増)となった。
コスト面では、人件費は増加したが、業務効率の改善によって作業時間を前年より削減し、増加分を最小限にとどめた。また、キャッシュレス決済手数料などが増加し、その結果、販売費及び一般管理費は301億7400万円(4.1%増)となった。
商品別では、家電メーカーの旧材を同社専用機種として販売するリバイバルモデルに取り組んだ大型家電製品が売上げを牽引した。さらに、紙製品や食品などの新商品の販売、既存商品のリニューアルに取り組んだことで、前期比114.3%を達成。既存店売上高前期比は105.4%となった。
2024年11月には福岡県古賀市に「ミスターマックスサンリブ古賀店」をオープンし、期末の店舗数は57店舗となった。また、2023年3月に開始したオンラインストアでは、福岡県内での即日配送サービスの提供エリアを拡大するとともに、検索機能の改善など利便性を向上させたことで、登録者数は30万人を突破した。
来期は、営業収益1430億円(4.2%増)、営業利益41億円(7.2%増)、経常利益41億円(8.4%増)、当期純利益27億円(9.0%減)を見込む。