サンドラッグnews|年商8018億円6.7%増・経常利益0.5%増

(株)サンドラッグ(東京都府中市、貞方宏司社長)が2025年3月期の本決算を発表した。

2024年4月1日~2025年3月31日の連結業績は、売上高8018億1100万円(前期比6.7%増)、営業利益444億9600万円(8.5%増)、経常利益438億3500万円(0.5%増)、当期純利益307億5000万円(5.6%増)で、増収増益だった。

サンドラッググループは、引き続き「安心・信頼・便利の提供」をキーワードに、専門性を一層高め、顧客に必要かつ期待されるサービスレベルの向上を達成すべく、質の高い新規出店・改装を実施した。経費面においては、引き続きデジタル化(省人化)に取り組み、生産性の向上を図った。また、太陽光パネルの設置・省エネ設備の積極的導入・食品廃棄物リサイクル化や環境配慮型プライベートブランド商品の開発など、より一層、環境経営推進に取り組んだ。

ドラッグストア事業は、売上高5173億3300万円(5.3%増)、営業利益は266億4500万円(3.6%増)だった。中間期まで海外景気の影響を受けた、サマー化粧品を中心とした卸売りの減少影響があったが、インバウンド需要の回復が緩やかに継続していることもあり、売上高は前期を上回った。

販売費及び一般管理費は、中間期までのサマー化粧品の売上げ減少影響などにより売上比率が0.2%ほど上昇しているが、計画の範囲内でコントロールしている。63店舗を新規出店し、84店舗を改装することで活性化を図った。

ディスカウントストア事業は、売上高3422億6700万円(9.1%増)、営業利益178億5000万円(16.8%増)と好調だった。年間を通して季節品が堅調であったことに加え、米を中心とした食料品の市場価格が上昇していることにより、食品部門が好調に推移した。27店舗を新規出店し、14店舗を改装した。

グループ全体で90店舗を新規出店し、98店舗で改装を実施し、21店舗を閉店した。3月末時点の店舗数は、ドラッグストア事業が1124店舗 (直営店861店舗、(株)星光堂薬局82店舗、(株)サンドラッグプラス75店舗、(株)大屋63店舗、フランチャイ店38店舗)、ディスカウントストア事業418店舗 (ダイレックス(株)418店舗) の合計1542店となった。

2026年3月期は、売上高8500億円(6.0%増)、営業利益473億円(6.3%増)、経常利益460億円(4.9%増)、当期純利益317億円(3.1%増)を見込む。

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