アインnews|第1Q1330億円28.3%増・経常利益43.4%増/増収増益
(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一社長)が2026年4月期の第1四半期決算を発表した。
5月1日~7月31日の連結業績は、売上高1329億6900万円(前年同期比28.3%増)、営業利益42億5400万円(54.3%増)、経常利益42億5900万円(43.4%増)、四半期純利益19億3000万円(17.5%増)で、増収増益となった。
営業利益率、経常利益率ともに3.2%。
ファーマシー事業の売上高は1085億9000万円(18.2%増)、セグメント利益42億3100万円(0.4%減)。医療機関との連携、お薬手帳を活用した服薬情報の一元的・継続的な把握、在宅医療対応により、患者が住み慣れた地域で安心して医療を受けることができるよう、「かかりつけ薬剤師・薬局」の機能発揮に取り組んいる。
また、患者の利便性向上のためのDX推進にも積極的に取り組んでおり、「公式アプリ いつでもアイン薬局」やLINE公式アカウントなどにより、処方箋送信サービスをより手軽に利用してもらえる環境を整えている。2025年6月には「公式アプリ いつでもアイン薬局」に、マイナポータルから薬剤情報を取得できる「マイナポータル情報」機能を追加した。
7月末時点の出店状況は、M&Aを含め、グループ全体で合計23店舗を出店、7店舗を閉店、4店舗を事業譲渡したことで、グループ薬局総数は1302店舗となった。
さらに、8月1日に「さくら薬局グループの株式取得に伴う新体制及び人事異動に関するお知らせ」で公表した通り、首都圏や関西圏、東海地方の人口集積エリアを中心に調剤薬局を展開する「さくら薬局グループ」がグループ入りした。さくら薬局グループを迎えたことにより、アイングループの調剤薬局店舗数は2141店舗(2025年8月1日時点)となった。
リテール事業は、売上高215億8100万円(141.2%増)、セグメント利益29億1200万円(186.6%増)。既存店および前期に出店した店舗の客数が堅調に推移していることに加え、引き続きアジアンコスメや高価格帯コスメ等の売上げが伸長していることで単価が上昇している。
コスメティックストア「アインズ&トルペ」を展開しており、コスメを中心とした独自性のある商品構成やアジアンコスメの独占・先行販売などの施策を行うことで他社店舗との明確な差別化を図っている。また、インテリアショップ「Francfranc」では、記録的な猛暑により小型扇風機「フレ ハンディファン」シリーズの販売数が立ち上がりから好調だったことに伴い、売上げが順調に推移した。
「アインズ&トルペ」として6店舗を出店し、店舗数は101店舗。「Francfranc」として1店舗を閉店し、店舗数は164店舗、リテール事業における店舗総数は265店舗となった。
通期は、売上高6460億円(41.4%増)、営業利益283億円(67.7%増)、経常利益265億円(46.6%増)、当期純利益135億円(45.8%増)を見込む。