JMnews|年商1862億円8.1%増・経常利益8.9%増/新設11店舗が寄与
(株)JMホールディングス(茨城県土浦市、境正博社長)が 2025年7月期の本決算を発表した。
2024年8月1日~2025年7月31日の連結業績は、売上高1862億0700万円(前年比8.1%増)、営業利益100億4800万円(9.8%増)、経常利益101億4400万円(8.9%増)、当期純利益64億5700万円(18.2%増)と増収増益だった。
営業利益率、経常利益率ともに5.4%。
スーパーマーケット事業、外食事業の既存店の売上高が順調に推移したこと、新規出店した11店舗の売上げが寄与した。
主力のスーパーマーケット事業は、売上高1814億9700万円(8.2%増)、セグメント利益(営業利益)95億6800万円(11.5%増)だった。
(株)ジャパンミートが運営する大型商業施設内店舗「ジャパンミート生鮮館」、関東圏単独店舗「ジャパンミート卸売市場」、「パワーマート」、「食肉卸売センターMEAT Meet」、(株)花正が運営する都市型ホールセール「肉のハナマサ」、(株)スーパーみらべるが運営する地域密着型食品スーパー「スーパーみらべる」の6つの店舗フォーマットで構成されている。
「ジャパンミート生鮮館」は、商圏が広く、集客力のある大型商業施設「ジョイフル本田」などにおいて17店舗展開する。精肉売場を核とし、青果・鮮魚・惣菜の専門性を強調すること、顧客に幅広く支持されるような商品を売場に展開することで、ファミリー層を中心に楽しく買物ができる売場の構築に努めている。
関東圏のロードサイドに「ジャパンミート卸売市場」14店舗、「パワーマート」3店舗、「食肉卸売センターMEAT Meet」4店舗を展開している。これらは「ジャパンミート生鮮館」を小型化した単独店舗。生鮮食品の専門性を強調した店舗の特徴を活かし、品揃えや商品力において差別化を図っている。
東京都内を中心に64店舗展開する業務用スーパー「肉のハナマサ」は、飲食店事業者のプロが日々の仕入先として利用できるよう商品を大容量で販売する。また、「プロ仕様」というプライベートブランド商品を開発・展開することで特徴を明確にしつつ、一般家庭の顧客買物需要にも応えられる品揃えをすることで、一般的なスーパーマーケットとは差別化している。
東京都北部を中心に12店舗展開する食品スーパー「スーパーみらべる」は、地域に密着した店舗運営を行い、生鮮品を中心にリーズナブルな価格で販売する。
「肉のハナマサPLUS」を9店舗、「ジャパンミート」を1店舗出店した。7月末時点のスーパーマーケット事業の店舗数は店舗数は114店。
その他の事業は、売上高74億8000万円(6.3%増)、セグメント利益(営業利益)5億9600万円(13.6%増)だった。外食事業、イベント関連事業、アウトソーシング事業、施設運営管理事業で構成されている。
「焼肉や漫遊亭」を1店舗出店した。7月末時点の店舗数は19店。
2026年7月期は、売上高1960億円(5.3%増)、営業利益109億円(8.5%増)、経常利益110億円(8.4%増)、当期純利益70億円(8.4%増)を見込む。