サツドラnews|第1Q売上高255億円1.6%増・経常利益36.4%減

サツドラホールディングス(株)(札幌市東区、富山浩樹社長CEO)が 2026年5月期の第1四半期決算を発表した。

5月16日~8月15日の連結業績は、売上高254億7800万円(前年同期比1.6%増)、営業利益1億6300万円(29.1%減)、経常利益1億5300万円(36.4%減)、四半期純利益6700万円(35.2%減)と、増収減益だった。

営業利益率、経常利益率ともに0.6%。

リテール事業は主に北海道内でのドミナント化を目指すドラッグストアフォーマット店舗と調剤薬局店舗、訪日外国人が訪れる観光地などでのインバウンドフォーマット店舗を運営する。売上高は250億3800万円(1.4%増)、セグメント利益は補助政策の終了に伴う電気料金の上昇に加え、賃金のベースアップや人手不足による人件費関連のコストが増加した結果、1億0900万円(49.3%減)。

ドラッグストアフォーマットの売上高は、物価上昇による生活防衛意識の高まりを受け、1人当たりの買い上げ点数と客数は減少した。一方で、商品単価の上昇に加え、食品カテゴリーやビューティケアカテゴリーが伸長した結果、売上高は前年同期を上回った。

インバウンドフォーマットは、訪日外国人観光客の需要を取り込むとともに、インバウンド向けのキャンペーンや送客施策を転回したことにより、売上高は前年同期を上回った。調剤薬局も、前期に開設した調剤併設薬局の増収効果により、売上高は前年同期を上回った。

8月末時点の店舗数は、ドラッグストアフォーマットが178店、インバウンドフォーマットが10店、調剤薬局店舗が9店の計197店舗。

マーケティング事業の売上高は4億9800万円(8.7%増)、セグメント利益は自社決済サービス「EZOPay」の開発費用が影響した結果、200万円(86.6%減)。北海道共通ポイントカード「EZOCA」を活用した地域マーケティング事業や決済サービス事業を行っている。「EZOCA」の会員数は、230万人を突破し、提携店も300社(1100店舗)を超えた。

その他事業の売上高は5100万円(16.8%増)、セグメント利益は1000万円(77.8%増)。ユーザー目線での課題解決を目指したアプリケーションなどの開発・販売や同社既存事業とのシナジーや新規事業創出を目指すCVC事業などを行っている。

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