マックスバリュ東海news|第2Q営業収益1925億円2.4%増/増収減益
マックスバリュ東海(株)(静岡県浜松市、作道政昭社長)の2026年2月期第2四半期決算は営業収益1925億2400万円(対前年増減率2.4%増)、営業利益58億4100万円(6.9%減)、経常利益59億7100万円(4.8%減)、純利益56億6300万円(40.4%増)となった。
営業利益率3.0%(3.0%)、経常利益率3.1%(3.0%)。( )は前年数値。
上期は、店舗力の強化として、節約志向の高まりに対応すべく「安さ実感 家計応援」商品を通じた価格訴求の強化、イオンのトータルアプリ「iAEON」を通じた買得情報の提供に努めた。
また、イオンでの新「AEONPay」のサービス開始と連動し、毎月10日の「スーパーマックスデー」とあわせてAEONPayの決済を利用した際の「WAONPOINT」を基本の10倍付与としたほか、リテールメディアの導入により、効果的なプロモーション活動を展開した。
お買得価格で高品質な商品を提供する「トップバリュ」や、食べきり・使いきりに適した小容量商品を拡販したほか、時間帯に応じた品揃えや出来たて商品の訴求といった基本の徹底、デリカ・冷凍食品・インストアベーカリーなど成長カテゴリー商品の品揃え拡大に取り組んだ。
商品面では、「じもの」の拡大に向け、地元のお取引先さまとの共同開発商品を販売したほか、じもの商品の発掘・育成の場として「じもの商品大商談会」をリアルとオンラインで開催した。
「ちゃんとごはん」については、地域とのつながりを深め、食生活をサポートする「ちゃんとごはんSTUDIO」を活用し、店舗やSNSを通じた情報発信や料理教室を開催した。また、健康キャンペーンや学生との共同開発弁当の販売に取り組んだ。
店舗展開では、7月にマックスバリュエクスプレス御器所2丁目店(名古屋市昭和区)を新規開設した。また、同月にマックスバリュエクスプレス浜松早出店(浜松市中央区)を改装し、小容量商品の拡販やイートインコーナーの新設、日用品や雑貨の100円均一コーナーを導入した。同店を含む既存店舗の改装を計7店舗にて実施した。
改装の内容は、じものコーナーの充実やデリカ・インストアベーカリーの出来たて商品の訴求、冷凍ケース入替による冷凍食品売場の刷新・品揃え拡大が中心。移動スーパーを新たに6台稼働し累計40台へと拡大した。また、無人店舗「Maxマート」の新規開設を進めるとともに、Uber Eatsを利用した配達サービスを拡大した。
テクノロジー活用による生産性の改善が進んだ。サービスレベル向上を目的に、電子棚札を新たに58店舗導入し累計243店舗へ拡大した。また、セルフレジの増設を進めた。また、発注業務の精度向上と負担軽減に向け、既に農産部門で導入している日本気象協会が提供する気象データを用いた自動発注支援システムを新たに畜産部門にも拡大した。
ダイバーシティ推進の取り組みでは、女性副店長を対象としたフォローアップ研修を実施したほか、多様な人材が活躍できる環境整備のため「短時間正社員制度」を導入した。また、従業員満足度を高めるべく3期連続で大幅な賃上げを実施した。