やまやnews|第2Q売上高783億円1.6%減・経常利益46.9%減

(株)やまや(宮城県仙台市、佐藤浩也社長)が2026年3月期の第2四半期決算を発表した。

4月1日~9月30日の連結業績は、売上高782億7000万円(前年同期比1.6%減)、営業利益13億0100万円(46.6%減)、経常利益13億2000万円(46.9%減)、中間純利益7億4600万円(51.8%減)と、減収、大幅減益となった。

営業利益率、経常利益率ともに1.7%。

酒販事業は、売上高641億9100万円(2.0%減)、営業利益10億4300万円(43.7%減)。期間中、4月にメーカー値上げがあったが、主要商品は4月以降も当面、価格を据え置いて販売した。

大阪・関西万博の開催に合わせ、全国のおいしいものを集めた「やまや万博」を開催し、世界各国の酒類を揃え、やまやをアピールした。とくに手頃な東欧ワインの品揃えを強化し、選んで愉しい売場を演出した。

インバウンド需要への対応として、やまやでしか買えない輸入商品や国産のこだわりの品、地元限定品といった商品をアピールした。

南岩国店(山口県)、三条店(新潟県)を開店し、福津店(福岡県)、梅津店(京都府)を閉店した。9月末時点の酒販事業の総店舗数は353店(前年同期比1店減)。

外食事業は売上高142億7600万円(0.3%増)、営業利益2億5400万円(55.9%減)。

チムニー(株)では、「春の鰹まつり」「夏の元気祭りフェア」など毎年人気のフェアを開催し、料理家とのコラボメニューを展開した。

(株)つぼ八では、「つぼ八北野通り店」「つぼ八伏古店」を新規開店した。「つぼ八・焼肉の達人北野通り店」はつぼ八店舗内に焼肉席を設けたハイブリッド店としてファミリー層を中心に支持を得ている。

店舗開発面では、建設コスト上昇などの影響で当初計画を下回ったが、直営店7店(チムニー5店、つぼ八2店)を新規出店するとともに、店舗のブラッシュアップ(改装、フォーマット転換、修繕など)を進めた。

9月末時点の外食事業直営店は、チムニーが319店、つぼ八が8店の計327店(前年同期比3店減)、外食FC店は、チムニーが142店、つぼ八が130店の計272店(同18店減)となり、外食事業の総店舗数は599店(同21店減)。

通期は、売上高1593億4000万円(0.5%減)、営業利益34億円(37.3%減)、経常利益34億円(38.9%減)、当期純利益19億6000万円(46.2%減)を見込む。

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